世界的に名高い凍頂烏龍茶のルーツは、現在の台湾鹿谷郷に住んでいた林鳳池という青年が、科挙の試験のため福建省に渡り、合格祝いに持ち帰った茶の木を、凍頂山に植えたのが始まりで、高度・気温・土壌・降雨量・日照時間ともに福建省武夷山とにていたことが幸いして、根づいたといわれています。

茶葉の量は、3～4煎目で茶葉が開いて、茶器のふたに触れるぐらいが目安です。茶葉が緊縮していますので、烏龍茶の成分は徐々に抽出されます。茶器のお湯をきちんと切ることにより、少しの茶葉で何煎でもおいしくいただけます。

1981年に改良された新品種で、別名「台茶13号」とも呼ばれています。
焙煎を軽めに抑えて、柔らかな木犀のような香りと、あと口に広がるみずみずしい風味が特徴です。日本茶を飲みなれている人や、初めて台湾茶を飲まれる方にも好評です。

金萱茶は、1981年に生まれた新品種で、別名台茶12号とも呼ばれています。金萱は新芽の生育にばらつきが少なく、機械で収穫するのに適した品種です。高級品は手摘みです。台湾中部の嘉義縣の梅山郷が主産地です。

平地から1,800mくらいの高地まで、起伏に富んだ地形の傾斜地に茶畑が広がります。
香りと味わいのバランスがよく、ほのかなミルクの香りがして、台湾茶の初心者や女性に人気のお茶です。人工香料はいっさい使わず、茶農の高い発酵技術で味と香りをひきだします。

香檳（シャンピン）烏龍、オリエンタルビューティーとも呼ばれます。
東方美人という名前は、英国ビクトリア女王が白毫烏龍を飲まれた時、なんとも東洋的なおいしさにいたく感動してオリエンタルビューティーと命名したといわれています。

東方美人の収穫・加工は年に夏季に1度しかできず、高品質な東方美茶15kgで家一軒が建つといわれるほどです。希少価値の高いお茶です。新竹縣峨眉郷では、5月下旬に東方美人茶の競賽会が行われます。
毎年、梅雨の時期になると増殖するウンカが新芽の汁を吸うことによって、新芽にウンカの分泌物質が含まれ、それを製茶することにより、独特のお茶が生まれます。

これを茶摘みの女性たちが、夏の灼熱の太陽に耐え、一芯二葉でていねいに摘み採ることにより、東方美人茶が生まれます。
ウンカ（小緑蝉）が増殖するためには、農薬はいっさい使えません。
東方美人茶は柔らかい新芽だけを摘み採ることから、かかる労力が大変大きく、高品質茶の流通量はごくわずかです。
茶壺や急須でいれ、発酵度が高いので、お湯をしっかり切ることにより何煎も愉しめます。ケーキや洋菓子との相性も抜群です。

台北MRT新店から東南へバスで1時間くらいのところ、山あいの清流の里、自然豊かな坪林郷をはじめとする文山地区一帯で栽培されるお茶です。軽めの発酵が特長の烏龍茶です。
文山地区の茶農の間では、古くから青心烏龍という茶樹を「種仔」と呼んでいました。出荷する時に紙でこの「種仔」を包むことから包種茶の名前となったとされています。
台湾では、包種茶は縁起が良いお茶とされています。包種茶という名前に願いがかなうことを意味するからだとのことです。

金萱茶は、1981年に生まれた新品種で、別名台茶12号とも呼ばれています。金萱は新芽の生育にばらつきが少なく、機械で収穫するのに適した品種です。この特級品は手摘みです。台湾中部の嘉義縣の梅山郷が主産地です。

平地から1,800mくらいの高地まで、起伏に富んだ地形の傾斜地に茶畑が広がります。
香りと味わいのバランスがよく、ほのかなミルクの香りがして、台湾茶の初心者や女性に人気のお茶です。人工香料はいっさい使わず、茶農の高い発酵技術で味と香りをひきだします。

世界で最も良質なお茶は、北回帰線50km圏内の霧深い茶区で作られるといわれています。
そのひとつの阿里山茶区は海抜700～1,600mに位置します。年間に降る雨の量は4,000mm（日本の倍以上）にちかくになり、湿度が高いうえに夏の最低気温は10℃という気候条件と、冬の冷たい季節風にさらされない地形条件が整った、お茶の成育に理想的な地域なのです。